VSCode(Visual Studio Code)をメモ帳として使える拡張機能「VSNotes」が便利そうだったので紹介します。

普段はメモ帳としては「Simplenote」を使っているのですが、コードや仕事に関連する忘備録をちょっとメモしたりするには常時使用ているVisual Studio Code内で完結させたかったので、Visual Studio Code(以下、VSCode)をメモ帳として使える拡張機能を探したら「VSNotes」というのがあり、使ってみたら思いのほか使えそうだったので紹介します。
目次
VSCodeの拡張機能「VSNotes」をメモ帳として使うと何が便利なのか
VSCodeの拡張機能「VSNotes」をメモ帳として使うと何が便利かというと、まずは常時使用しているVSCode内でメモを取ったりできること。それと左メニュー部分に常時「VSNotes」のアイコンが表示されており、すぐにアクセスできるのもいいですね。

あとはVSCodeが動作する環境であれば、Google DriveやDropboxを利用してメモを同期できることです。
それと最近では当たり前ですが、マークダウンに対応しているのでちょっとした記事を書いたりするのにも使えます。
残念なのはGoogle DriveやDropboxで同期した場合にスマホではメモを同期できないことでしょうか。スマホでも共有・同期したい場合は、まだ「Simplenote」に分がありますね。
VSCodeの拡張機能「VSNotes」のインストール方法
VSCodeの拡張機能より「VSNotes」と検索すれば先頭に出てくるので、それをインストールしましょう。

VSCodeの拡張機能「VSNotes」の初期設定
まずはインストール後にメモのデータを保存する場所を決めなければなりません。コマンドパレットより「VSNotes: Run setup」を実行して保存場所を決めてあげましょう。他の環境と同期する場合は、この際に「Google Drive」や「Dropbox」にある階層を指定しておきましょう。
VSCodeの拡張機能「VSNotes」の使い方
「VSNotes」をインストールすると左メニューに「VSNotes」のアイコンが出現し、そこでメモを管理します。実際にはただのテキストデータで、階層も持たせることができますが、それもただフォルダで管理されてるだけです。またメモ内にタグを付けができるので、メモをタグで管理することができます。
保存したメモは下記のように表示されます。デフォルトでは日時がファイルの先頭に挿入されます。これだとファイル名に件名を使っていた場合に視認性に難があるので筆者はあとで紹介する設定で「ファイル名-日時.md」にしています。

VSCodeの拡張機能「VSNotes」でメモを新規作成する
コマンドパレットから「VSNotes: Creat a New Note」を実行し、階層とファイル名を入力することでメモを新規作成することができます。「階層/ファイル名」という命名規則で階層分けすることができます。階層を入力しなければルートフォルダにファイルが生成されます。
VSCodeの拡張機能「VSNotes」でメモをタグ付けする
それぞれのメモにタグを付けることができ、もちろん複数のタグを付けることもできます。大まかなカテゴリは階層で分類し、カテゴリを横断して項目はタグで管理しておけばメモ全体を管理しやすくなり便利ですね。
下記のようにタグ付けすることでメモにタグが割り当てられます。改行し行頭にハイフンを入れることでタグとして認識されます。タグの入力欄自体はメモを新規作成した時点で自動で用意されます。

タグ付けしたメモはこのように表示されます。

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VSCodeの拡張機能「VSNotes」の同期方法
初期設定でファイルを保存する場所を「Google Drive」や「Dropbox」にある階層を指定してすれば他の環境とも同期することができます。ただ拡張機能「Setting Sync」でVSCodeの環境を同期している場合、階層の場所、つまりパスを統一させないといけないので注意が必要です。
VSCodeの拡張機能「VSNotes」のコマンド
ここでは簡単に「VSNotes」のコマンドを紹介します。
「VSNotes: Run setup」
メモを保存する場所を指定します。
「VSNotes: Creat a New Note」
新規のメモを作成します。
「VSNotes: Creat a New Note in a workspace」
ワークスペース内に新規メモを作成します。これで作成したメモは「VSNotes」のエクスプローラ内には表示されません。
「VSNotes: Open Note Folder」
VSCode上でVSNotesを開けることができます。独立したウインドウが開き、「VSNotes」で作成したメモをワークスペースで作業するように操作することができます。
「VSNotes: List recent notes」
コマンドパレット上で最近作成したメモをリスト表示することができます。
コマンドパレット上でタグのリストを表示することができます。
VSCodeの拡張機能「VSNotes」の設定
ここでは簡単にVSCodeの拡張機能「VSNotes」の設定を紹介します。
vsnotes.defaultNoteTitle
ファイルの命名方法を設定することができます。初期状態では
“vsnotes.defaultNoteTitle”: “{dt}{title}.{ext}”
「日付-ファイル名.拡張子」ですが、
“vsnotes.defaultNoteTitle”: “{title}{dt}.{ext}”
とすれば「ファイル名-日付.拡張子」とすることができます。
vsnotes.listRecentLimit
コマンドパレットで最近のメモ帳を表示さえる時の件数を設定することができます。
ここで紹介してないものや詳細については拡張機能のサイトをご覧ください。
まとめ
まだメインのメモ帳としては使ってはないですが、設定さえちゃんと済ませば、他の環境で使用しているVSCodeとも同期して使用できるので、今後は使い勝手を確かめながら使っていこうかなと。スマホからはさわれないので、現時点ではまだ「Simplenote」の方が使い勝手がいいですね。
同期できるのは素晴らしいなぁ
使ってみます