共謀罪で捕まらないためのメッセージアプリの選び方

共謀罪で捕まらないためのメッセージアプリの選び方

はい、一般人のみなさん、こんにちは。きめらん(@KarelieNet)です。先日、通称「共謀罪」が可決され、施行されることになったけど、審議中にも「LINEなど・・・」と言われていましたねー。

他にも、日本政府はアメリカから通信傍受できるシステムをいただいてるという話もありますからね。

ってことで、今回はキュリティやプライバシーを考慮して、共謀罪で捕まらないためのメッセージアプリの選び方について書いていこうかと。ちなみに、当方、特に専門家というわけじゃないので間違いも多々あると思いますので、本気で共謀罪で捕まらないためにメッセージアプリ探してるなら参考程度に見ておいてください。そして、犯罪に用いることを推薦するものでもありませんので、あしからず。

選定基準

今回、国内で普及している「LINE」や「メッセンジャー(Facebook)」「Skype」「Viber」などはセキュリティやプライバシーの観点から論外的な扱いとし、対象としていません。もし、セキュリティやプライバシーを重視するのであれば、これらのアプリの使用を止めることをお勧めします。

そして、最低でも、エンドツーエンドで暗号化されたメッセージの送受信が可能で、iOSとAndroidでのマルチプラットフォームに対応していることと、特殊な設定などの必要がないことも基準にして選定しており、セキュリティ面で強いと言われている「iMessage」も選定からは外しています。

「WhatsApp」はセキュリティ面で以前に比べ向上してきており今回の選定において含めようかと思っていましたが、オープンでないところも多々あるので、今回はリストに含めませんでした。

Telegram

Telegram

Telegram」は256ビット対称のAES暗号とRSA 2048暗号、ディフィー・ヘルマン鍵共有を基盤に独自のプロトコルを使用している。メッセージは、サーバーを通して送信されるが、プライベートチャットを利用すれば暗号化されたメッセージをエンドツーエンドで送受信することができる。(デフォルトではエンドツーエンドで暗号化は無効なので注意

しかし、デフォルトでは「プライベートチャット」はオフになっているので、気をつけよう。

他にも、最大500人でのグループチャット対応などに対応しており、この手のアプリでは一番普及しているのではないかと思う。

「Telegram」のメリット

「Telegram」のメリットについて。

マルチプラットフォーム対応

「Telegram」はマルチプラットフォームに対応しており、iOS、Androidはもちろん、Windows Phone、Windows、macOS、Linuxでクライアントが用意されており、コンシューマレベルにおいては、全プラットフォームに対応していると言ってよいでしょう。

時限設定で送信したメッセージの削除

通常のメッセージアプリでならメッセージ削除の有効性は、各自の所持しているクライアント内での範囲であるが、「Telegram」であれば、時限設定をして相手の端末に届いたメッセージも送信側の意思で削除することができます。

「Telegram」のデメリット

「Telegram」のデメリットについて。

通話やビデオチャットが不可

「Telegram」は、メッセージ及びメディアファイルの送信のみに対応しており、通話やビデオチャットが不可となっており、どうしても通話やビデオチャットを行いたい場合は、たのアプリを使用することになる。

暗号化部分がオープンソースではない

暗号化のプロトコル部分がオープンソース出ないため、その有効性についてのチェックが外部からできず、現状「Telegram」の開発ものを信じるしかないという。。。

Wire

Wire

Wire」は、エンドツーエンドの暗号通信に「Proteus」が実装されており、オープンソースで公開されているため、外部から暗号通信の有効性についてチェックすることができる。

また、128人まで同時にグループチャットが可能で、もちろんこれらもエンドツーエンドで暗号化されている。また通話においても10人同時にグループコールができる。ボイスチェンジャーもついてるからいいね。

キュリティやプライバシーの観点からは関係ないが、見た目もおしゃれでいい。

「Wire」のメリット

「Wire」のメリットについて。

マルチプラットフォーム対応

「Wire」も「Telegram」と同様に、マルチプラットフォームに対応しておりiOS、Android、Windows、macOS、Linuxでクライアントが用意されている。

時限設定で送信したメッセージの削除の他に、編集も可能。

こちらも「Telegram」と同様に時限設定で送信したメッセージの削除ができるが、こちらは編集も可能となっている。

通話やビデオチャットも可能

「Wire」は、メッセージの他に、エンドツーエンドの暗号化が施された状態で通話やビデオチャットが可能となっている。

「Wire」のデメリット

「Wire」のデメリットについては、特に思い浮かばないので、今回あげたメッセージアプリの中で、この「Wire」が一番かな。

Signal

Signal

Signal」はメッセージ以外にも通話に対応しており、いずれもエンドツーエンドの暗号通信に対応しており、「Wire」同様にオープンにされているので、その有効性について確認することができ、「Telegram」に比べ信頼できる。

「Signal」のメリット

「Signal」のメリットについて。

通話も可能

「Signal」は通話も可能だが、ビデオチャットには対応していない。

「Signal」のデメリット

「Signal」のデメリットについて。

プラットフォームがiOSとAndroidだけ

残念ながら現状で対応しているのはiOSとAndroidだけで、他のプラットフォームも対応しなければならないのであれば、「Signal」は選択肢から消えてしまう。

まとめ

他にも多数キュリティやプライバシーを考慮したメッセージアプリがあるが、利便性や性能面、信頼面において自身で把握しきれていない部分があるので、今回は、この3つのアプリを紹介しました。

一番のお勧めは、「Wire」で次にiOSとAndroidだけ対応でもいいなら「Signal」、マルチプラットフォーム対応が必須なら「Telegram」(セキュリティ面でちょっと心配面もあるが、「Wire」の導入が不可なら)も候補に入れていいだろう。

私の知見不足から記事内容に誤りがある可能性、またそれぞれ新しい機能の追加や、セキュリティの穴が新たに見つかったりすることもあるだろうから、本気で共謀罪で捕まりたくないようなことをやり取りしたいなら、この記事のみを信用することなく、各自で調査して選んでくださいね。例えば、一応、エンドツーエンドの暗号化をうたっているが、端末間の環境によって、エンドツーエンドの暗号化が有効でないとかどうとか。

ではでは。

(2017年6月18日:ご指摘により一部文面修正いたしました。)

“共謀罪で捕まらないためのメッセージアプリの選び方” に3件のコメントがあります

  1. ”引用-
    「Signal」のデメリット

    「Signal」のデメリットについて。

    プラットフォームがiOSとAndroidだけ

    残念ながら現状で対応しているのはiOSとAndroidだけで、他のプラットフォームも対応しなければならないのであれば、「Signal」は選択肢から消えてしまう。

    とありますがブラウザのChromeのアドオンもあるので
    実際には、WINDOWS10でも使えることは使えますよ。
    もちろんSNSの気軽な活用というのは持ち運びが前提で
    需要があるかはわかりませんが。
    https://chrome.google.com/webstore/detail/signal-private-messenger/bikioccmkafdpakkkcpdbppfkghcmihk?hl=ja

    • 情報ありがとうございます。今回はソフトウェアベースでしたので含めておりませんでした。

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