ひょんなことからMacにUbuntuをインストールすることになった。後悔はしていない。

ひょんなことからMacにUbuntuをインストールすることになった。後悔はしていない。

現在はデュアルブートではなく無料のPrallalers Desktop Liteを利用した仮想環境へのインストールをお勧めしています。詳しくは下記をご覧ください。
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ひょんなことからMacにLinuxをインストールすることになった。デュアルブートだし、移行後も案外快適だったから後悔はしていない。自分は死ぬまでMacを使い続けると思ったんだけど、ひょんなことで。そして、通常の用途なら以降できると実感。何回かにわたり移行方法について綴っていこうと思う。それと明言しておこう、コンシューマレベルにおいても5年から10年の間には、MacとLinuxのシェアは逆転するだろう。

ちなみに筆者はMac歴20年、Windows歴0年、Linix歴については、Web系の仕事でサーバー構築などで多少触れたことはあるが、このような日常に触れあうという意味合いでは、ほぼ0年である。

macbook

きっかけは、彼女のWindowsがぶっ壊れたのがきっかけで、あのどうしようもないOSを使い続けているのを横から見てると、かわいそうになってきた。でも、新しいMacをプレゼントする余裕なんでどこにもない。そうこう考えているうちに「そうだ、Linuxをインストールしてしまえ」という結論に至り、とりあえず自分が犠牲にならねばと自分のMacにLinuxをインストールすることになったのである。

Linuxと一言で言っても・・・

macOSやWindowsは、通常版やサーバー版などの多少違いのあるバージョンがあるが、Linuxには「ディストリビューション」というものがある。
「ディストリビューション」が何なのかとか説明は、ばっさりカットして話を前に進めようと思う。所詮ここはブログであり専門サイトではないから、面倒なことは私の判断でバッサリ、カットカットカット!!でも、まあ知りたいなら、こことか見たらいいじゃないかな。

で、今回選んだディストリビューションは、Ubuntuで、デスクトップ環境はGnome。もちろん、UbuntuもGnomeも、「オワコン、オワコン」なんて巷では言われたりするし、他にも選択肢が色々あるんだけど、普及度、情報量が多いほうが、初心者的には何かと都合がいい。

さあ、MacにUbuntuインストールするぜよ

インストールすると言っても、いったいどこに?

選択肢としては、VirtualBoxParallelsなんかの仮想環境の中にでもいいんだけど、今回は「移行」と銘打っているので、Macの中にデュアルブートに対応した形でインストールしちゃいます。とは言っても、今の環境も残しつつ、Ubuntuでも起動できるデュアルブート環境を構築していきたいと思います。

必要な機材はMac本体とUSBディスク。USBディスクは4GBのがあれば十分かな。

今回、こちらのMacは「Macbook Air (mid 2010)」で、インストールするUbuntuのバージョンは16.04 LTS。

ちなみにここから下記は実機にインストールしていく方法を紹介しているので、どんなことがおこるかわからないので作業前にはTime Machineか何かで必ずバックアップを取ってから作業してくださいね。

まずは、Ubuntu GnomeのOSをダウンロードしよう

通常、Ubuntuの標準のデスクトップ環境は「Unity」なんだけど、癖があって使いにくいし、18.04から標準のデスクトップ環境はGnomeに移行されるってことなので、今回は初めからGnomeが入ってるものを用意します。

インストールディスクを下記のページからダウンロードしよう。

「Download Disk Image」の下にある「16.04.2 Long-term Support」から 64bit のものをダウンロードしよう。自分のパソコンは古いから64bitじゃないんじゃないかと心配するかもしれないけど、よっぽど古い環境でないかぎり64bit版で大丈夫です。今回は、とりあえず「ダウンロード」フォルダに保存しておいてください。

次は、インストールUSBを作ってインストール

で、次にインストール用のUSBディスクを作りますが、ターミナルで作業する必要があります。ええ、あの黒い画面の。(白かもしれないけど)

その前にさくっとUSBディスクを初期化ディスクユーティリティで初期化しちゃいましょう。

フォーマットは「MS-DOS (FAT)」で方式は「GUIDパーティションマップ」を選んで、名前は適当に入れておいたらいいです。

diskutil for install usb

フォーマットが終わったら下記のコマンドをターミナルで実行させて、USBディスクの番号を把握しておきます。

diskutil list

すると下記のようにディスクのリストがでてきます。

devdisk0 (internal, physical)
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *251.0 GB   disk0
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk0s1
   2:                  Apple_HFS Macintosh HD            250.8 GB   disk0s2
   3:                 Apple_Boot Recovery HD             650.0 MB   disk0s3
/dev/disk1 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *15.5 GB    disk1
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk1s1
   2:       Microsoft Basic Data I D                     15.3 GB    disk1s2

この中からUSBディスクのディスク番号を控えておきましょう。この場合だったら、「disk1」が該当しますが、環境によってそれぞれ違ってくるので、 TYPE NAME や SIZE などから慎重に探し出しましょう。ディスク番号を間違って作業をすすめるとmacOSの入ってるパーティションのデータが上書きされて消えてしまいますからね。

ディスク番号がわかったらUSBディスクをターミナルから下記のコマンドを打って、アンマウントします。

diskutil unmountDisk /dev/disk1

それから先程、「ダウンロード」フォルダにインストールディスクを保存したので、ターミナルで「ダウンロード」フォルダに移動します。自分の「ダウンロード」フォルダへ移動するコマンドは下記の通り。

cd ~/Downloads

そして、USBディスクにインストールディスクをコピーしますが、単にコピーしてもインストールできるUSBディスクにはなりませんから下記のコマンドをターミナルから実行して、インストールUSBディスクを作ります。

sudo dd if=ubuntu-gnome-16.04.2-desktop-amd64.iso of=/dev/rdisk1 bs=1m

ダウンロードしたインストールディスクは異なる場合があるので、「ubuntu-gnome-16.04.2-desktop-amd64.iso」の箇所は各自のダウンロードしたファイル名を入れてください。「/dev/rdisk1」の箇所も本来は/dev/disk1となるはずですが、下記の参照サイトからの情報によるとdiskの前にrを入れると書き込み速度が速くなるらしいです。

コマンドを実行するとパスワードを聞かれるので、管理者パスワードを入力してください。「管理者パスワード」ってなんやねんっていう場合はたいていの場合は、macOSにログインするときのパスワードになりますから、それで試してみましょう。パスワードを入力中は画面上では何も変化がないので、気にせずにパスワードを入力したら「enter」ボタンを押してくださいね。

そうするとUSBディスクにインストールディスクが書き込まれていきますが、5分から10分ほど時間がかかりますので、お茶を飲んだり、恋人のことを思い出したり、これからの楽しいLinux生活に思いを馳せながらしばしお待ちください。

dialog

おっと、書き込み作業が終わったようです。するとこのようなダイアログが出てきますから「無視」しておいてください。

内蔵ディスクにUbuntuを入れるパーティションの作成

自分のMacbook Airは256GBのディスク容量があるので、今回はUbuntuのOSを入れるパーティションとして50GB、そしてSwapのパーティションとして3GBを割り当てることにしました。(MacbookやMacbook AirなどSSDを積んでいる場合、または大容量のメモリを積んでいる場合、Swapのパーティションを作る必要はありません)メインで使わずに、テスト環境などただ試したいとかなら、20GBぐらいだけでもいいでしょう。

ではまず、ディスクユーティリティを起動させ、本体のディスクを選んで、上部にある「パーティション」をクリック。そして、パーティションの図の下にある「+」をクリックしてパーティションを増やしましょう。

ディスクユーティリティ1

今回はそれぞれのパーティションの名前を「UBUNTU HD」「SWAP」としてみました。(もう一度書きます。MacbookやMacbook AirなどSSDを積んでいる場合、または大容量のメモリを積んでいる場合、Swapのパーティションを作る必要はありません)フォーマットはどちらとも「MS-DOS (FAT)」にします。そして「適用」を・・・・。この作業めっちゃ怖いですよね。下手したら失敗して、「大事なデータ消えちゃう」じゃないかって・・・。なんで、ここでも念押しに忠告しておきますが、作業前には必ずデータをバックアップしておきましょう。

この作業、既存の使用済みのデータ容量によっては結構時間かかります。さっきはお茶のみながら時間つぶしたと思うので、今回は海外サイトだけと、Ubuntuのニュースサイトでも見ながらパーティション割り当てられるまでお待ちを。10分とか20分かかるかもしれないし、環境によってはもっとかかるかもね。

ああ、文字打ちすぎて指が痛い・・・・もうこれ以上キーボード打てないよ・・・腱鞘炎になっちゃうよ・・・・。ってことで、続きは次回。おたのしみにー。
ちなみに、これらの投稿や画像の編集なんかの作業環境は、移行済のUbuntuにてしますよ。今の所、あまり不便なく使えてる感じ。いいよーいいよーUbuntuちゃん。

続きはこちら。

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