MacにLinuxをインストールしたいならParallels Desktop Liteを利用するのがお勧め。最近、「Parallels Desktop 14 for Mac」がリリースされLinuxをインストールしたいがため「Parallels Desktop 14 for Mac」の購入を考えているかもしれないが、Linuxをインストールしたいだけなら無料版の「Parallels Desktop Lite」で十分に運用できる。

目次
MacにLinuxをインストールしたいならParallels Desktop Lite【無料版】がお勧め
筆者も当ブログでは過去にデゥアルブートに対応したインストール方法を紹介してきたが、今ではデゥアルブートは解除し仮想環境にUbuntuをインストールし利用している。

MacにLinuxをデュアルブート対応でインストールは面倒
それに自分でそれらの記事を書いてなんだが、MacにLinuxをデュアルブート対応でインストールのは本当に面倒。そして、元に戻すときもパーテーションの変更だけでは元に戻せずクリーンインストールする羽目になった。
「Parallels Desktop」シリーズでLinuxをインストールするのはとても簡単
しかし「Parallels Desktop」シリーズでは特に何も考えずインストールできちゃうのだ。インストールしたい仮想環境のOSのイメージをダウロードさえしておけば後はインストールアシスタントに従うだけ。
「Parallels Desktop Lite」ならmacOSもインストールできちゃう
しかも「Parallels Desktop Lite」ならmacOSもインストールできちゃうのだ。有料版必要ないんです。

仮想環境のmacOSも構築できるなら、「何かmacOSにインストールしたいけど汚したくない」とか、「ちょっと実験的なことを試したいけど本環境に影響出したくない」なんて時にも使える。
Ubuntuとかに比べたら少しもっさり感があるが最新スペックのMacでなら実用的なスピードを出すかもしれない。(筆者の環境は2010のiMac。CPUはCore i3 3.2Ghz。)
「Parallels Desktop」で動作するLinuxは遅くない
また、以前に無料ってことで「VirtualBox」を何度か利用してきたが、はっきり言って遅い。GUIを使っている限り、もっさりしていてストレスたまりなくり。でも「Parallels Desktop」シリーズでなら「速い」とは言えないが、GUIでの操作でも普通に動き、ストレスが溜まることもない。ちなみに筆者の環境は2010のiMac。CPUはCore i3 3.2Gh。数世代前の今では遅い部類の環境ではあるが、それでもストレスなく動いている。
下記はGeekbenchで計測した数値。上からホストのiMac。次に「Parallels Desktop」で動作するUbuntu 18.04とHigh Sierra。8%ほど性能が低下しているが仮想環境でこれほどの性能が出ているのは驚きだ。



「Parallels Desktop」と「Parallels Desktop Lite」の違いは?
先日リリースされた有料の「Parallels Desktop 14」ですが、無料の「Parallels Desktop Lite」との大きな違いは「Windows」に対応しているかどうかです。また「Parallels Desktop Lite」の中身は以前のバージョンで動いているので、「どうしてもWindowsをインストールしたい」というのであれば「Parallels Desktop 14」の導入を考えてみも良いと思います。
「VirtualBox」にWindowsを入れて「仮想環境は遅い」というイメージをお持ちの方がいれば、そのイメージは一度捨ててみてはください。「Parallels Desktop」は「VirtualBox」に比べて体感的にも数倍はテキパキと動作します。有料の「Parallels Desktop 14」も体験版が用意されているので試してみてはどうでしょうか。
「Parallels Desktop Lite」はApp Storeから無料で手に入る
そんな時にたまたま「Parallels Desktop Lite」が目に入って試してみたら、仮想環境なのにヌルヌル動作するのでちょっと感動すら覚えた。しかもインストールも、その後の管理も手軽にでき、スナップショットも使えるなど、無料なのにここまで使えるならもうデゥアルブートでインストールする必要ないんじゃないってことでこの記事を書いてる次第。
まずは「Parallels Desktop Lite」をインストール
「Parallels Desktop Lite」はApp StoreにあるのでApp Storeに登録さえしていればワンクリックでインストールできるので、何も迷わずにインストールしちゃおう。ただMac本体が2010年以降に製造されたものでないと動作しないという制限がありので要注意。
仮想環境のインストールはアシスタントに従うだけ

起動すると上記のように「インストールアシスタント」が表示されるので後はアシスタントに従って行くだけで仮想環境を構築できる。
「無料システム」という項目で自動的にOSのイメージのダウンロードまでしてくれるが最新出なかったり意中のバージョンでなかったりするのでOSのイメージは個別にサイトからダウンロードするのが良い。
ターミナルからsshでも繋げられるからさらに便利
またLinuxであればsshをインストールしたり、macOSであれば「リモートログイン」をオンにすればホスト側からのターミナルからsshで接続できるので、わざわざ仮想環境のGUIから端末で操作しなくてもいい。ホストからsshを叩くだけで、仮想環境にアクセスできるのはデゥアルブート対応のインストール方法では味わえない便利さだ。
まとめ
ということで、もしMacにLinuxをインストールしたいならParallels Desktop Lite【無料版】を使え!ということでした。後、時間制限を設けて記事を書いてみたので、文章適当になっちゃってごめんなさい。
無料版と有料版で使える機能にどのような差があるのかを、もっと強調して書いてほしかった。
拝読ありがとうございます。精査したわけではありませんが、大きな違いとしては自分の認識としてはWindowsに対応しているかどうかですね。