Ubuntu 18.04に日本語入力(ibus-mozc)の環境をインストールする

投稿者: | 2018年8月18日

Ubuntu 18.04に日本語入力環境(ibus-mozc)をインストール

Ubuntu 18.04にちゃんと使える日本語入力環境(ibus-mozc)をインストールする方法を紹介します。
以前に書いたUbuntu 16.04へのインストールの手順だとエラーが出てインストールできないので新しく記事を書くことにしました。

ちなみにネットで紹介されている数行のコマンドでインストールする方法だと起動、再起動するたびに「ibus-mozc」で設定した日本語入力モードが英語モードに切り替わるので、非常に使いずらいです。
でも今回紹介する方法であればその問題も解決するし、カタカナからの英語変換も可能となっています。

今回の記事では下記のリンクで書かれているインストール方法を参考にしております。

Ubuntu 18.04の後々後悔するibus-mozcのインストール方法

先に言っておきます。ネットで検索してよく見かける下記のインストール方法では不具合が発生しますので、実行しないでくださいね。

sudo apt install -y ibus-mozc

Ubuntu 18.04でも、後々幸せになれるibus-mozcのインストール方法

このインストール方法ではビルドに10分ほど時間がかかりますが、入力していくコマンドはしれているので簡単にインストールできます。
ちなみに今回は素のUbuntu 18.04ですが、日本語リミックス版でもインストールできるのを確認しているので、日本語リミックス版で不自由を感じているなら同じ方法でインストールしちゃいましょう。

Mozc UT 2をダウンロード

まずは、「OSDNの作業部屋」なるところから、「Mozc UT 2」なるものをダウンロードします。これは変換辞書です。

今回の作業でダウンロードしたファイルは「mozc-2.23.2815.102+dfsg~ut2-20171008d+20180803.tar.xz」でしたが、新しい辞書が用意されると下記で紹介するコマンドの内容が少々変わってくるので、その辺は適切に変更していってください。

Mozc UT 2のビルドとインストール

ここからはターミナルでの作業になるので、ちょっと慎重に。

ではまず、先程ダウンロードしたファイルのところへ移動したと想定して進めていきます。

まずダウンロードしたファイルを展開します。

tar xavf mozc-2.23.2815.102+dfsg~ut2-20171008d+20180803.tar.xz

展開するとダウンロードしたファイルと同名のフォルダができてるので、次はそのフォルダに移動。

cd mozc-*/

移動後、次のコマンドで、あるファイル内にあるコードを修正。

sed -i s/'const bool kActivatedOnLaunch = false;'/'const bool kActivatedOnLaunch = true;'/g mut/src/unix/ibus/property_handler.cc

次に、ビルドに必要なパッケージをインストール。実行時にパスワードを聞かれるので、インストール時に設定した(ログインに使用している)パスワードを入力。
非常に長いコマンドなのでご注意ください。


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sudo apt update && sudo apt upgrade -y && sudo apt install -y devscripts autoconf automake autopoint autotools-dev build-essential debhelper dh-autoreconf dh-strip-nondeterminism dpkg-dev fcitx-bin fcitx-libs-dev g++ g++-7 gcc gcc-7 gir1.2-fcitx-1.0 gir1.2-gtk-2.0 gir1.2-harfbuzz-0.0 gyp icu-devtools libasan4 libatk1.0-dev libatomic1 libc-dev-bin libc6-dev libcairo-script-interpreter2 libcairo2-dev libcilkrts5 libdbus-1-dev libdrm-dev libegl1-mesa-dev libexpat1-dev libfcitx-config4 libfcitx-core0 libfcitx-gclient1 libfcitx-qt0 libfcitx-utils0 libfile-stripnondeterminism-perl libfontconfig1-dev libfreetype6-dev libgcc-7-dev libgcroots-dev libgcroots0 libgdk-pixbuf2.0-dev libgettextpo0 libgl1-mesa-dev libgles2-mesa-dev libglib2.0-dev libglib2.0-dev-bin libglu1-mesa-dev libglvnd-core-dev libglvnd-dev libgraphite2-dev libgtk2.0-dev libgwengui-cpp0 libgwengui-qt5-0 libgwengui-qt5-dev libgwenhywfar-core-dev libgwenhywfar-data libgwenhywfar60 libharfbuzz-dev libharfbuzz-gobject0 libibus-1.0-dev libice-dev libicu-dev libicu-le-hb-dev libicu-le-hb0 libiculx60 libitm1 liblsan0 libmng2 libmpx2 libopengl0 libpango1.0-dev libpcre16-3 libpcre3-dev libpcre32-3 libpcrecpp0v5 libpixman-1-dev libpng-dev libprotobuf-dev libprotobuf-lite10 libprotoc10 libpthread-stubs0-dev libpython-dev libpython-stdlib libpython2.7-dev libqt4-dbus libqt4-declarative libqt4-network libqt4-script libqt4-sql libqt4-xml libqt4-xmlpatterns libqt5concurrent5 libqt5designer5 libqt5opengl5 libqt5printsupport5 libqt5sql5 libqt5test5 libqt5xml5 libqtcore4 libqtdbus4 libqtgui4 libquadmath0 libqwt-headers libqwt-qt5-6 libqwt-qt5-dev libsigsegv2 libsm-dev libstdc++-7-dev libtool libtsan0 libubsan0 libuim-custom2 libuim-dev libuim-scm0 libuim8 libwayland-bin libwayland-dev libx11-dev libx11-xcb-dev libxau-dev libxcb-dri2-0-dev libxcb-dri3-dev libxcb-glx0-dev libxcb-present-dev libxcb-randr0-dev libxcb-render0-dev libxcb-shape0-dev libxcb-shm0-dev libxcb-sync-dev libxcb-xfixes0-dev libxcb1-dev libxcomposite-dev libxcursor-dev libxdamage-dev libxdmcp-dev libxext-dev libxfixes-dev libxft-dev libxi-dev libxinerama-dev libxml2-utils libxrandr-dev libxrender-dev libxshmfence-dev libxxf86vm-dev libzinnia-dev linux-libc-dev m4 make mesa-common-dev ninja-build pkg-config po-debconf protobuf-compiler python python-dev python-minimal python-pkg-resources python2.7 python2.7-dev python2.7-minimal python3-distutils python3-lib2to3 qdbus qt5-qmake qt5-qmake-bin qtbase5-dev qtbase5-dev-tools qtchooser qtcore4-l10n x11proto-composite-dev x11proto-core-dev x11proto-damage-dev x11proto-dev x11proto-dri2-dev x11proto-fixes-dev x11proto-gl-dev x11proto-input-dev x11proto-randr-dev x11proto-xext-dev x11proto-xf86vidmode-dev x11proto-xinerama-dev xorg-sgml-doctools xtrans-dev zlib1g-dev

パッケージのダウンロードが終わったら、下記のコマンドでビルドします。ビルド作業はマシンの性能にもよりますが、そこそこ時間がかかります。自分のMacbook Air(mid 2011)の場合で20分ほどかかりました。

sudo ./build_mozc_plus_utdict

そして、ビルドが終了したら、必要でないパッケージを削除します。

tail -n 5 /var/log/apt/history.log | grep Install: | sed -e s/"Install: "// | sed -e s/", automatic"//g | sed -e s/"), "/"\n"/g | sed -e s/" (.*$"/""/g | tr '\n' ' ' | xargs sudo apt-get remove -y

そして、最後にビルドしたMozc UT 2をインストール。

sudo dpkg -i ./mozc-data_*.deb ./mozc-server_*.deb ./mozc-utils-gui_*.deb ./ibus-mozc_*.deb

これで、インストール作業は終了しました。ビルド実行に時間がかかりますが、コマンドのコピペのみでインストールができるので楽チンですね。

パッケージ管理エラーの修正

理由は不明ですが、おそらく上記の「必要でないパッケージを削除」する作業で必要なパッケージも削除されているようなので、作業終了時に下記のコマンドを実行して修正してください。でないとアップデートなどでエラーが表示されます。

エラーダイアログ

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なので一度下記のコマンドを実行する必要がありますのでご注意ください。

sudo apt-get install -f

再ログインもしくは再起動

そのままではシステムでインストールした「Mozc」が認識されないので、一度再ログインもしくは再起動が必要です。

システムの言語設定

再ログインもしくは再起動ができたら次に管理画面のメニューから「Region & Language」(地域と言語)を選び「+」ボタンをクリックします。

地域と言語

「Add an input source」(入力ソースの追加)の「Other」を選択。

入力ソースの追加

その中にいくつかの日本語入力方法がでてくるので、先程インストールした「Japanese(Mozc)」を選びましょう。

入力ソースの追加

そうすると下図のように「Input Sources」に「Japanese(Mozc)」が追加されます。

入力ソースの追加

そのままではまだ日本語入力はできないので、入力ソースの設定を反映させるために、一度ログアウトしてから、再ログイン。

Ubuntu 18.04で快適日本語入力

これでUbuntu 18.04でも快適に日本語入力をすることができるようになりました。

テキスト入力画面

まとめ

それではUbuntu 18.04でも快適な日本語環境をお楽しみください。


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