今回はUbuntuでのショートカットなどをmacOSと同じになるようにカスタマイズしたいと思います。慣れしたんだショートカットの位置が変わってしまうと、ストレスが溜まる一方ですよね。100%、macOSとの同環境にまではもっていけないけど、日常の使用では問題ないレベルまで近づけることができるから、初めのうちにすませちゃいましょう。
目次
Tweak Tool上での設定
まずは頻繁に使うコピー、ペーストなのショートカットの設定を。初期の設定だと、コピペのショートカットは「control」+「c」になってる。いわゆるmacOSの「command」キーは「Win」キーに割り当てられてて、「control」を使ってのショートカット操作はかなり使いにくい。しかし、コピーのショートカットを「Win」+「c」なんかにはできないので、「Win」キーに「control」キーを割り当てよう。
この変更は「Tweak Tool」を使って変更するんだけど、「Tweak Tool」っていうのは、一言で言えば「デスクトップ環境のカスタマイズツール」かな。今後、Ubuntuのデスクトップのテーマを変えたり、拡張機能を追加していったりするために頻繁に使うから、「Tweak Tool」のことよろしくー。
「Tweak Tool」を起動させたいので、まずは画面左上にある「アクティビティ」を選んで「tweak」って入力すると「Tweak Tool」が表示されるからクリックしよう。

WinにControlを割り当てる
「Tweak Tool」が起動したら、左の設定項目から「タイピング」を選んで、「Alt/Win キーの動作」の中にある「Ctrl is mapped to Win keys (and the usual Ctrl keys)」にチェックを入れよう。

これで、macOSと同様のショートカットでコピペができるようになりました。
環境設定上での設定
「Win」に「control」を割り当てたので、入力モード(英字入力や日本語入力など)の切り替えのショートカットが効かなくなったので、こちらも修正しておこう。これは「環境設定」で変更する。
入力モードの切り替え
まずは、「設定」を立ち上げ、「キーボード」をクリック。タブメニューの「ショートカット」を選び、「タイピング」をクリックし、
「次の入力ソースへ切り替える」の右部分をクリックすると「新しいアクセラレータ…」となるので、この状態で実際に割り当てたいショートカットをキーボードで打ち込む。この場合Macのキーボード上の「command」+「space」を入力する。すると下図のように「Ctrl+Space」と切り替わる。

ちなみに「前の入力ソースへ切り替える」のショートカットは下図のようなダイアログが現れるので「割り当てる」を選んでおいたらいいかな。

アクティビティ画面(Mission Control)の表示
お次はmacOSでの「Mission Control」にあたる「アクティビティ画面」をファンクションキーに割り当ててみよう。
さっきのショートカットの設定から「システム」を選ぼう。その中に「アクティビティ画面を表示」があるので、選択肢、該当するファンクションキーを割り当てよう。大抵の場合は「LauchA」となるはずだ。(まぎらわしいが設定の項目に「アクティビティ画面を表示」が2つある。今回設定するのは上の方になる)

これで、「Mission Control」のキーを押すと、下のように表示される。

すべてのアプリケーション(Launchoad)の表示
ついでに、macOSでの「Launchoad」にあたる「すべてのアプリケーション」も割り当てておこう。「アクティビティ画面を表示」の下にある「すべてのアプリケーションを表示」に該当するファンクションキーを割り当てよう。この場合は「LauchB」となるはす。
これで、「Launchoad」のキーを押すと、このように表示される。

まとめ
これで、キーボードまわりの設定はできたかな。もちろん、他にも各自で使いやすいようにカスタマイズできるので、今回紹介したものだけでなく、もっと自分に合うようにカスタマイズしちゃおう。
次回は、スタバでも意識高い(つもり)系を演じられるように、テーマを変更していきましょう。お楽しみにね!